セルリア

夏の花、セルリアの一種-ブラッシングブライド-

南半球原産のワイルドフラワーです。ワイルドフラワーと聞くと、個性的で力強い花が多い印象ですが、

セルリアは苞(花びらに見える部分)に透明感があり、蝋紙のような質感です。

妖精のような華奢な雰囲気もありながら、ワイルドフラワーの野生感もありとても魅力的です。

ドライフラワーにもなりやすいため、少し花瓶に飾り花を開かせてから早めに吊るすと綺麗に乾きます。

同じ種類でもピンクの色が濃い花、薄い花の個体差があります。生花で飾る場合は好みの色を、ドライフラワーにする場合は、色の濃いものを選ぶと、乾いてもピンク色が綺麗に残ります。

小野木彩香の著書「朽ちてなお美しいドライボタニカル入門」エクスナレッジ

にて、最初のページにスワッグの半年間の変化を追った写真があり、そのスワッグにもセルリアを使用しています。どのように変化しているのか、ぜひご覧ください。

また4月出版した「毎日、一輪。」エクスナレッジにも、7月2週目の花でセルリアを紹介しています。

神秘的で可愛らしさと色っぽさを兼ね備えていて、大好きな花です。

これはお花全体にも言えることですが、花の長さや花の付き(数)でお値段は異なります。セルリアは他の花に比べると少し高めです。北中植物商店では1本1000円前後で販売しています(仕入れ価格で変動)お店によって価格は異なると思いますが、必要なサイズと価格で購入してみて下さいね。

夏限定のセルリアの花束

onlineshopにてセルリアの花束を販売しています。夏の贈り物、お誕生日プレゼントにぜひご利用ください。

北中植物商店オンラインショップ

アトリエでも8月中は販売しています。仕入れの都合上、ご用意がない場合もございますので必ず欲しい方はご連絡ください。

夏の可憐で力強い花たちを楽しみましょう。

この記事を書いた人

小野木彩香

小野木彩香

フローリスト。
北中植物商店の「花部門」を担当。

都内を中心としたウェディング・店舗装飾のほか、イベント出店、お教室を行っている。草花を使ったスタイリング、独創的なアレンジメントに定評がある。

主な著書に『小さな花束の本 new edition』『朽ちてなお美しい ドライボタニカル入門』などがある。